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通信料が月々数百円から運用できる格安simが一般にも浸透してきて様々な選択が出来るようになってきましたが、重い腰が上がらずに惰性で大手キャリアの契約をそのまま使い続けている人も多いかと思います。格安simを展開するMVNO各社もアピールや販売経路を模索して競争が激化しています。そんな中、AppleオンラインからiPhoneを購入するとY!mobile SIMの契約事務手数料が無料になるキャンペーンが始まりました。

月額が安くても…初期費用が減るのは心理的に大きい

通信サービスの契約ではMNP転出料や契約事務手数料、契約解除料など諸々を含めると初期費用がわりと掛かってしまいます。月々の通信料が数百円でも初期費用が高いとなかなか決断がしづらいものです。そのため、今回の事務手数料無料はなかなかよいサービスだと思います。加えてAppleオンラインで販売されているiPhoneはsimフリーなので、導線としてスムーズに移行できるかと思います。以前からY!mobile　SIMはおすすめとして表示されていたようですが、事務手数料は税別3,000円まるまる掛かっていたので不評だったのかもしれません。

速度と料金の両立は難しい？結局はサブブランドが有利な展開

格安sim一番のデメリットと言われるのは通信の速度と安定性です。人気のMVNOでは昼間と夜間に通信が大きくなるために通信速度が著しく低下します。ウェブやメール確認だけなら問題ありませんが、動画は途切れ途切れになる可能性が高いです。MVNOというのはキャリアから通信帯域を借りてユーザーに貸し出している仕組みなので、ユーザーが多くなるとキャパシティがなくなって速度低下に繋がります。

そうなると有利になるのがUQモバイルやY!mobileといったサブブランドです。それぞれauとSoftBankの格安simブランドで、親会社の通信網をフルに使えるため速度が安定して速く、値段も大手キャリアより下げて販売されているので、他社の格安simブランドは戦々恐々です。そこに今回のAppleオンラインキャンペーンなので、Y!mobileに乗り換えるiPhoneユーザーは増えそうです。