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ついに1Gbps超え!2019年春にドコモ「PREMIUM 4G」 サービスの提供を開始!

[2018/10/30]

スマホ・携帯買取のバイヤーズ.comです。

2019年の春、NTTドコモからモバイル通信業界を震撼させる新しいサービスが始まります。

 

 

このサービスの名称は「PREMIUM 4G」で、下り最大速度が1,288Mbpsもの超高速データ通信が提供されます。自宅用のひかり回線1Gbpsよりも高速な同じ通信速度が、スマートフォンやモバイルWi-Fiルータなどのモバイル環境でも提供されることになるのです。

 

モバイルでもひかり回線以上の速度で利用できるPREMIUM 4Gは、いったいどのような仕組みで、利用するには何を準備すればよいのか調べてみたいと思います。

 

いったいどうやって1Gbpsを超えるデータ通信を提供できる?

携帯電話会社が提供しているデータ通信の高速化は、複数ある周波数を束ねて通信速度を向上させるキャリアアグリゲーションと呼ばれる方法で実現しています。ドコモが提供するサービスも、5つの周波数を束ねて下り最大速度を1,288Mbpsまで向上させることに成功しました。

このキャリアグリゲーションはデータ通信速度を向上させる技術で、ほとんどの携帯電話会社やデータ通信サービスで利用されています。束ねる周波数を増やすことで、それぞれの周波数で出せる最大速度を合算して提供することができる仕様です。

 

しかもこのキャリアアグリゲーションを上りの周波数にも適用して、最大速度131.3Mbpsのサービスが2018年11月上旬より開始します。ただいきなりすべてのドコモエリアで上り131.3Mbpsのサービスが提供されるわけではなく、まず一部の地域でサービスの提供を開始します。

今後の計画としては基地局やスマートフォンに搭載されているアンテナ本数をそれぞれ4本に増やすことで、上りの通信速度もさらに向上することになるようです。

 

対応しているスマートフォンが必要

このPREMIUM 4Gの恩恵を受けるには、その仕様にあったスマートフォンやモバイルWi-Fiルータが必要です。ですが、現在発売されている各モデルでは、残念なことに下りも上りも対応していません。先日発表された2018-2019冬春モデルの中でも、モバイルWi-FiルータのWi-Fi STATION HW-01Lが上下ともにPREMIUM 4Gのサービスを利用できるデバイスとなっています。

 

スマートフォンの中では唯一、Xperia XZ3が上り131.3Mbpsに対応していますが、すでに発売されているHUAWEI P20ProやGalaxy S9シリーズ、AQUOS R2などのモデルは対応していません。ただ下り最大速度は988Mbpsに対応しているので、下りは体感的にも「変わった」ことを実感できるかもしれませんね。下り最大1,288Mbpsに対応するスマートフォンも、2019年の春以降から順次発売されていくことでしょう。

ちなみにドコモから発売されているiPhone XS/XS Maxと、10月26日に発売されるiPhone XRもPREMIUM 4Gに対応していて、下り最大速度はiPhone XS/XS Maxで844Mbps、iPhone XRは794Mbpsで提供されるようになっています。

 

このようなデータ通信速度の改善は他の携帯電話会社も取り組んでいて、今後激しいデータ通信速度競争が始まることでしょう。そしてこの先には5Gによる超高速データ通信のサービスが始まり、さらにモバイル環境におけるデータ通信速度が向上するでしょう。

 

5Gでは10Gbpsの下り最大速度が提供されるようになります。

 

2020年に5Gのサービス提供を控えている各携帯電話会社は、今からデータ通信速度を飛躍的に高速化させる技術を使って通信速度を向上させて行くことでしょう。もうすぐ固定回線を超えたモバイルデータ通信サービスが始まりますね。

 

 

source:iphone-mania

source,photo:NTTドコモ
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