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以前、新宿店のブログにてiPhone XRの販売数が伸び悩んでいることをお伝えしたばかりですが、さらに追い打ちをかけるようなニュースが飛び込んできました。AppleはiPhone XRの生産台数を、さらに400〜500万台削減するのではないかというのです。

この減産の情報は、Apple関連の動向に詳しいRosenblatt SecuritiesアナリストのJun Zhang氏が、投資家に向けてリリースしたノートから発覚したものでした。

減産の理由はパーツの品質にあり！？

今回の大幅な減産はiPhone XRの売れ行きだけが原因ではなく、iPhoneに使用されているプリント基盤の一部に品質問題が浮上したため、Appleは減産せざるを得ない状況に陥ってしまったのではないかというのです。

またiPhone XRが売れていないこの状況は、ホリデーシーズン向けにプロモーションを展開している一部の通信事業者のために、iPhone Xの生産台数を100万台増産するという新たな状況を作ってしまいました。

このように、ホリデーシーズン前にこれほどまでの大きな計画変更を行ったことはAppleでもあまり経験がなかったようです。

なぜ売れない？iPhone XR

iPhone XRの販売台数が伸びない理由は以前にもお伝えしましたが、iPhone XR自身の性能面にも何か理由があるかもしれません。例えば「ポートレート撮影」に制限があることや、3D Touchが非搭載であることが挙げられます。

あまり使っていないだろうと思ってしまう3D Touch機能は、LINEで既読をつけずに送られてきたメッセージを読むことができるため、この機能がなくなったiPhone XRには興味がないといった利用者が少なからずいるようです。

あとは本体が思ったより重く、ネットではベゼルの幅がiPhone XSと比べると太いといったような声も上がっています。確かにディスプレイに関してはOLEDではないため、ちょっとベゼルが太くなってしまうのは技術的にも仕方がないようです。

実際に売り場を見ていると

よく足を運ぶ家電量販店を見ていると、iPhone XRの展示コーナーはちょっと人だかりができています。特に今までなかったカラーモデルが注目を浴びているようで、コーラルやイエローなどをじっくり見ている人が多い感じがします。

私がiPad Proを契約している最中も、左右に座っている人がiPhone XRのレッドやホワイトを購入。オフィスでもブルーを使っている人を見かけるなどiPhone XRも全く売れていないわけではないようです。

また、もしかするとiPhone7/7 Plusでレッドを利用していた人が、2019年3月を過ぎた頃に、iPhone XRのレッドモデルを購入するかもしれません。

ただ最近のiPhoneは、高性能ですぐに買い換えなくても4年は十分に利用できるスマートフォンになっているので、無理に買い換える必要はないと思います。しかしながらAppleの減産という対応に、今の売れ行きすら低減してしまう危険が含まれているため、早期に品質問題に決着をつけ十分な供給量を確保してもらいたいものですね。