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バイヤーズ渋谷店です。
中国の武漢市を中心に蔓延している新型コロナウイルスの影響で、各工場の生産に大きな影響が出ています。最大手のサプライヤーFoxconnは、鄭州市工場での生産を再開しながらも、従業員が10%しか復帰していないとも伝えられていました。
台湾のサプライチェーン情報に詳しい業界情報誌DigiTimesによると、3月に発表が迫っているiPhoneSE2の生産準備は順調に進んでいると噂をしています。
しかしその一方で2020年のフラッグシップモデルiPhone12シリーズの生産については遅れる可能性があるとのことです。
同誌によると、台湾に拠点を置いたサプライヤ―はiPhoneSE2の生産に向けて準備を進めているとのことです。
iPhone12の生産については、AppleがEVT(Engineering Validation Test/技術検証試験)を支援するために中国にエンジニアを派遣することを辞めたと報じられています。
Appleでは通常は新型iPhoneを量産する前に、EVTとDVT(設計検証試験)を経て、PVT(生産検証試験)の順番の工程を組んでいるとみられていますが、その最初期の段階がしばらく棚上げ状態にされることになります。
さらに、エンジニアの派遣の見送り説についても、1月末にティム・クックCEOもアップル従業員の中国への渡航を「ビジネスに不可欠な旅行に制限している」と発言していたことから信ぴょう性が高いといえます。
これらの結果から、iPhone12が6月に生産に入る可能性は低いとされているようです。ただし、新型コロナウイルスの状況は流動的ではあるため、この見通しは変更される可能性もあるとされています。
米MacRumorsは、生産の遅れが現実化して、デバイスの供給が厳しくなったとしても、アップルが例年通り9月にiPhone 12のラインナップを発表する可能性はまだあるとコメントしています。
source:engadget日本版