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世界初となる折りたたみ式スマートフォンは、ライバルであるサムスンに先を越されてしまいました。

まさか「Appleも折りたたみ式iPhoneを考えているわけがない」と思う人もいるかも知れませんが、実はすでにAppleでは特許申請を済ませており、近い将来折りたたみ式iPhoneが登場するかもしれない中、海外情報メディアから折りたたみ式iPhoneのコンセプトデザインが公開されたのです。

折りたたみ式iPhoneのコンセプトデザイン

折りたたみ式iPhoneといわれても、どのようなスタイルになるのかイメージができないと思っていたとき、オランダの情報メディアLETSGODIGITALが折りたたみ式iPhoneのコンセプトデザインを公開しました。

サムスンから発表されたGalaxy Foldは横開き型を採用したデザインでしたが、折りたたみ式iPhoneのコンセプトデザインでは「クラムシェル型」と説明されていて、縦型方向に開くことができるようになっています。

公開されたコンセプトデザインを見ると、開くとiPadのような大きなディスプレイでコンテンツを楽しめるようになっています。外側にも少しだけ折り曲げられるため、横向きにおいたときも倒れる心配はありません。

●スマートフォンスタイルして利用する場合

ただコンセプトデザインを見ると受話口が内側についていることから、外側に折りたたんだ状態でスマートフォンスタイルとして利用することは想定していないようです。

折りたたむことで小さくなるので持ち歩き時に不便と感じることはありませんが、電話やメールの着信など、利用するたびに開く必要があるため「ガラケーのiPhone版」といったイメージに近いのかもしれません。

そう考えると電話にはすぐ出られないため、製品として登場したときには改善してもらいたいです。

2人同時に利用できるかもしれない

折りたたみ式iPhoneはiPadのようにSplit Viewが利用できるようで、ちょっと外側に曲げて倒れない状態にして1人は動画を楽しみ、もう1人はメールをチェックするという利用方法も可能になるでしょう。

折りたたみ式になったiPhoneでは、Split Viewが必須の機能といえますね。

特許申請したから登場するわけではない

以前からAppleは様々な特許を申請しています。これは将来、特許をとったデザインや機能を採用したiPhoneを必ず出すということを確約したものではありません。

ただサムスンが製品化することに成功したことから、Appleも同じような形かまたは違った形で、iPhoneとiPadを共存させる方法を開発することは明らかなことでしょう。

他にもGalaxy FoldのようなイメージのiPhoneも、コンセプトデザインとして登場しています。2019年もしくは2020年には、折りたたみ式iPhoneが登場する可能性が出てきたといっても過言ではないでしょう。そんな変わったiPhoneを利用してみたくなりますね。

コンセプトデザインは夢を描いたデザイン

毎回、インターネットで話題となるコンセプトデザインは、Appleが正式に発表したデザインではなく、あくまでもデザイナーが想像力をフル回転させて作り出したデザインになります。

ここ数年、大手情報メディアでも次期iPhoneのコンセプトデザインを紹介する傾向があり、そのデザインを鵜呑みにしてしまう人が続出しています。私も「今年のiPhoneってすごいね」って声をかけられるたび、コンセプトデザインの性質をしっかり説明しています。

今回紹介する折りたたみ式iPhoneもコンセプトデザインであることを念頭において、こんな感じのiPhoneが出るといいなという思いを語り合うようにしましょう。